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第45回大会(夏研)Aコース「転がる つながる どうなる?」の振り返り

足立区立足立小学校 薄井淳

ビー玉が一つ転がっています。そのビー玉が小さな木片に当たって、木片が机から落ち、その先でテープの芯に当たって、それがまた転がりだして…。転がって、つながって、どうなるんだろうと、想像するだけでもワクワクしてきます。それを実際に試して、感じて、考えて、調節してと繰り返していくと、子どもも大人も、いつの間にか時間も忘れて夢中になってしまいます。

今回はそのようなNHK「ピタゴラスイッチ」のような装置をつくって遊んでみました。材料・用具は特別なものを使わず、図工室にあるものや他の題材でもよく使うようなものにしました。普段使っているものの違った使い方を見つけていくことが今回の楽しみポイントの一つでもあるからです。また、ご参加いただいた方からの感想で「身近な材料だけでなく、壁や椅子など周りの環境にも働きかけて、仕掛けを作ることへの思考の広がりを感じました」とありました。活動していくうちに、材料だけでなく、その場にあるものすべてに対し、“何かに使えないかな”という見方が働いていたようです。見慣れた世界も、造形的な視点で捉え直してみれば、ワクワクするような世界が見えてきますね。

以下、ご参加いただいた皆様のワクワクの一部です。素敵なアイデアと楽しい時間をありがとうございました。

紙皿とラップの芯で何か思いついたみたいです。

シーソーのような装置をつくって動きを試しています。

転がって、落ちて…。その先どのようにつながっていくのでしょうか。

天井のパイプに糸を結んで、上からつり下げています。

親子で一緒にやっても楽しいですね。

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