大会 研修 47回大会

Bコース「竹に挑む!」夏研振り返り

 筑波大学附属小学校 北川智久

熱中症が警戒されている猛暑に、屋外で竹を切ったり割ったりしました。少しでも涼をとろうと、ホースで水を撒きましたが、みるみる蒸発してしまいます。そんな暑い中、30名ほどの方々が参加してくださいました。

最初は、孟宗竹の組み立てパズルです。前日に西東京市保谷にある私の勤務校の農地から切り出してきた孟宗竹を、太さや上下を考えて組み立てるパズルです。歩測では、およそ13mの長さがありました。学校の校舎で言うと、4階建ての校舎の屋上にはみ出る高さの孟宗竹です。

北川が、安全な竹の切り方を実演しました。

しかし、途中で切るのをやめて、のこぎりをナタに持ち替えました。子どもにも手伝ってもらいましたが、左手にナタ、右手に木づちを持って、竹を割ります。なんだか、おしゃれで和風な花瓶のような形になりました。切り落とした部分を、ナタで同じように割っていくと、気持ちよく割れていきます。だれかが、「竹を割ったような…」とつぶやきます。最後まで刃が下りなくても、竹が自らはじけ飛ぶさまは快感です。くり返し割りたくなります。

細い竹も採取してきました。こちらは、農機具の「竹割り」を打ち込んで、竹割り機の重さでストンストンと等分に裂いていきます。大人になっても初めての体験はうれしいもので、みなさんが交代で試していました。

何をつくる、という活動ではありません。竹に挑むのです。そして、竹を知り、竹を愛おしく感じてもらいたいのです。そのもくろみはみごとにあたりました。絶対残るだろうと思っていた竹は、大半が持ち帰られました。校舎の4階を超える竹は、ひとかかえほどしか残りませんでした。

日陰とはいえ猛暑の中ですので、早々に室内に退散して他のコースに向かうものと予想していましたが、これまたうれしい誤算となりました。額に汗を浮かべながら、竹を切ったり割ったりをし続ける参加者の姿が続きました。時間だから終わりだと言ってもやめない方がいて困ったのは、別の意味での誤算でした。

採取したばかりの青竹は水分が豊富でやわらかい切れ味です。ささくれも気になりません。全員軍手なしで刃物を使用しましたが、絆創膏の出番は一枚もありませんでした。

どの学校でも、というわけにはいきませんが、地域に竹林がある学校ではぜひチャレンジしていただきたい内容です。図工の授業、総合の活動、学校や地域の行事などでいかがでしょう。タイトルは、ぜひ「竹に挑む!」でお願いします。

わたくしごとの紹介で申し訳ありませんが、この夏は、「竹」、「土ねんど」、「杉板」などの自然の素材との格闘をする実技を先生方に提供しています。自然の材料っていいなあ、と感じています。

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