大会 研修

46回大会へのお誘い(内容を少しだけご紹介④)

Cコース「つつからアート!」の実践を少しだけ…

お茶の水女子大学附属小学校 堀井武彦

「絵に表す」ことのバリエーションとして

「絵に表すこと」は平面の画用紙に「描く」ことと一般的には捉えられがちですが、学習指導要領解説にも「実際の児童の表現では、絵に立体的なものを加えたり、工作で表面に絵をかいたりするなど〜」とあります。そして「絵に表す」ことを「描く」とは標記せず「かく」としています。

 そこで、本題材では、図1の様に、クリップで画用紙を「つつ」にして、そこに「かく」活動を提案します。

図1

絵の具のチューブから直接絞りだしてかく 

個人用絵の具の使い方は、3年生の教科書に掲載されているように、学習指導要領解説でも低学年は「共用の絵の具」を使うことを前提としています。

しかしながら、一般的には慣例としてに入学時に個人用絵具を準備することが多いのではないでしょうか。そこで、低学年のみならず、絵の具を「形や色をもつ材料」として体感することに着目して、図2の様にチューブから直接絞りだして「かく」ことを提案します。

図2

 本題材は、材料(絵の具)と表現型式(つつに絵をかく)という場の設定をした造形遊びだと考えています。ただ、この行為の設定だけだと、子ども達の主体的な働きかけが見通せないと考えられるので図3の様に、頃合いを見計らって板書し、その後の活動を選択させます。下にその後様子を示してみました。みなさんも「つつからアート」を一緒に楽しみませんか!

図3

お申し込みはこちらから(Peatix)

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